浄土寺|壮大な浄土思想を表す国宝の名刹
浄土寺(じょうどじ)
みどころはいかに!?
・国宝に指定されている浄土堂と同じく国宝の快慶作の阿弥陀三尊
快慶作では唯一の大仏
・桜の季節は境内に桜が咲き乱れます。
・駐車場にはカフェもあってまったり
どんなお寺?
山号 極楽山
宗派 高野山真言宗
開山 重源上人
創建 鎌倉時代(1194年)
本尊 阿弥陀三尊(快慶作)※拝観可
薬師如来 御開帳の記録は無く絶対秘仏とされその尊容は不明です・・・
※かなり巨大な厨子に祀られ丈六の木像と言われている。
入山料 なし
拝観料 浄土堂の入堂と阿弥陀三尊の拝観込みで500円
駐車場は広く
トイレも完備
駐車場にはカフェや休憩所があります。
桜の時期がめっちゃオススメです!!
4月に参拝した時のもので桜がめっちゃ綺麗でした!!
いざ境内へ!
昔たまたな空いてた時は中に火炎光の光背に不動明王と書かれた掛け軸があったような記憶があります。
鐘楼堂
薬師堂(重要文化財)
一度、焼失し再建されているがかつては浄土堂と同じく大仏様(天竺様)の建築であったそうです。
再建においては、色々な手法が混ざっているが大仏様に近づけるように工夫がなされています。
すんごい気になる話
本尊の薬師如来は浄土寺の前方に広渡寺という奈良時代に行基さんが開いた四天王寺伽藍配置の大寺院があったそうですが
時と共に廃寺となり、その折に広渡寺の本尊であった薬師如来を現在の浄土寺の薬師堂に移し本尊としてお祀りしているそうです。
もし、現存していれば恐らく古い時代の貴重な仏像であることは間違いないと思います。
堂内は厨子を通り越してちょっとしたお堂の様な大きさの厨子があり、その中に薬師さんがお祀りされているそうです。
お寺の言い伝えでは、丈六のめっちゃ大きな薬師如来と伝わっているそうです。
しかし、絶対の秘仏され未だかつて薬師如来さんの尊容を見た方はおられないそうです・・・
気になって仕方ないのは自分だけでしょうか(笑)??
薬師堂内は普段、見ることはできませんが8月の施餓鬼法要の折に見れるそうです。
浄土堂(国宝)
国宝の浄土堂
大仏様あるいは天竺様と呼ばれる建築法で建てられたお堂。
名の通り大仏を納める為に適した建築方法です。
なぜ貴重な建築様式なのか!?
それは日本全国で現存するのが浄土堂を含め3棟だけだからです!
もうひとつは有名な奈良・東大寺の南大門と開山堂です。
当時、宋の国の最新建築法で重源上人が手掛けた貴重な建築物なんです。
そして純粋な大仏様がこの浄土堂・外観だけでなく内部の組み物に至るまで・・・
この大仏様が後に鎌倉時代の仏教建築に大きな影響を与えていきます。
内部もとても珍しい組み方でできているので是非、入堂して拝観してください!
しかも創建当初よりほぼ修繕などが行われず1000年近い風雪に耐え現存しています。
大きな修理は昭和30年代の解体修理で初めてだったそうです。
すんごい話
立像の大仏がかなり珍しく、その上寄木造なので特殊な据え付け方で立っているそうです。
丸こい大きな須弥壇の上に立つ上で細心の安定が必要になるので床下から複雑な構造でガッチリ
固定されているそうです。
なので昭和30年代の解体修理の折はかなり大変だったそうです。
また、浄土堂同様に1000年近い歴史の中ほぼ修繕など無しに現存しています。
昭和の解体修理が初めてだったそうです・・・
国宝のお堂に国宝の仏像そんでほぼ現存・・・
凄すぎです・・・・
桜の時期がめっちゃおすすめ
桜の時期は桜が境内だけでなく周囲にめっちゃ咲き乱れとても綺麗です。
国宝の拝観と桜の時期に合わせ一度ご参拝に来てください!
また夕焼けもきれいです。