金剛院|若き日の快慶が刻んだ二体の仏像

金剛院(こんごういん)

京都府舞鶴市鹿原595


見どころ

快慶作の仏像2体

執金剛伸と深沙大将

江戸時代に細川幽斎(藤孝)が
作庭した鶴亀の庭とともに植樹した楓が有名

新緑もめっちゃ綺麗

三島由紀夫金閣寺の舞台でもあるそうです。

金剛院ってどんなお寺?

【宗派】東寺真言宗

【開山】真如法親王

【創建】829年

【本尊】波切不動明王秘仏
 ※毎年節分に御開帳

トイレ・駐車場完備

入山料300円

宝物館300円

歴史と御縁起

真如法親王高野山から
弁財天を勧請し創建したと言われている。

親王は後に弘法大師の弟子となったそうです。

本尊は当初阿弥陀如来であったが
後に不動明王に変わりました。

これは白河天皇比叡山無動寺から
相応和尚作という不動明王像を勧請し
再興されたと縁起には記されているそうです。

阿弥陀さんは現在、宝物館におられます。

本堂


三重塔

室町時代に再建された三重塔

若き快慶の仏像

金剛院には2体の快慶さんの仏像が残っています。

いずれも若い時の制作ではないかと言われています。

見ていると若い時から
その腕前は存在していたと思わせるスペックです。

執金剛伸

あれ!?

見たことあるぞ・・・

と思われた方もおられるかと思います(笑)

東大寺の執金剛伸と同じです!

これは推測ではありますが
東大寺の執金剛伸を模して彫られたのでは
ないかと言われています。

もともとは極彩色であったそうです。

深沙大将

こちらは深沙大将

もう写実的な表現が完璧にできています(笑)
鎌倉時代の特徴が既に完成しています・・・

こちらも極彩色であったそうです。

最後に

若き日の快慶さんの仏像が残る金剛院

その他阿弥陀さんから仁王さんまで
収蔵庫には沢山の仏像がおられます。

お近くに来られた際はどうでしょうか~??




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室町時代に三重塔が再建されている。