播州犬寺 法楽寺|飛鳥時代・最古の忠犬伝説を伝え愛犬の為に建立された古刹


播州犬寺 法楽寺

みどころはいかに!?

境内にいる可愛い犬の石像を見つけましょう!
本堂前の狛犬ならぬ二匹の犬が珍しい
新緑が綺麗
参道が神秘的

どんなお寺!?

自然豊かなとこに佇む古刹

山号 金楽山
宗派 高野山真言宗

開山 

枚夫長者(まいふちょうじゃ)
法道仙人

創建 642年

本尊
秘仏十一面千手観音 脇侍 毘沙門天及び不動明王
    ※三十三年に一度の御開帳

住所 

兵庫県 神崎郡神河町1048

駐車場あり
トイレあり

入山料 無し

飛鳥時代に創建され
最古の忠犬伝説が残る犬のお寺

この度は5月に再訪し縁あって
三十三年に一度の御開帳に行けました。

その時の写真になります。

金楽寺の入り口

尽きぬロマンの数々 忠犬伝説

枚夫長者(まいふちょうじゃ)さんって??

飛鳥時代の豪族の人らしいです。
子供がおらず二匹の犬を可愛がっていたそうです。
(なんともホッコリしますね、柴犬か或いは豆柴か・・・)

この様に本堂前に狛犬ならぬ二匹の犬が迎えてくれます
反対側の犬 矢を咥えている

さてさて忠犬伝説

時は飛鳥時代
皇極女帝の御代(斉明天皇
蘇我入鹿聖徳太子の子息である山背大兄王を討伐の際
都まで名声が伝わっていたのか福山の里に住む

枚夫長者にお呼びがかかる・・・

そして兵を率いて飛鳥へと進軍!!

そして戦の首尾は・・・

功を立てて福山の里に凱旋!!!!

が・・・・

枚夫長者さんが留守の間に
妻と下僕が密通していたのです・・・

そして下僕は妻と繋がるために
邪魔だった長者さんを狩りに誘い

射殺そうと画策します。

そして狩りに赴いた長者さんに
弓を引いた下僕だったが

二匹の犬が下僕に襲い掛かり

噛み殺したそうです。

大変に感激した長者さんは愛犬の死後

私財をなげうって伽藍を建立されたそうです。

犬の為に建立されたお寺

そして裏山(正確な場所はわかりません・・・)には現在も犬塚という愛犬のお墓が残っているそうです。

いざ境内へ!!

山門

天正年間に再建 仁王さんが睨みを利かせています

手水鉢

手水鉢
水が綺麗

傍らにお地蔵さんもおられます。

綺麗な水って苔が必ず生えてなんか落ち着ませんか?

あ、自分だけですかね(笑)

参道はちょっとした森林浴

別世界の様な参道

境内は新緑が綺麗

自然が豊かで落ち着きます

お不動さんがお出迎え

新緑と合うお不動さん

鐘楼堂

鐘楼堂 (18世紀初期に建立で鐘は江戸時代に鋳造)

本堂

本堂(十一面千手観音を祀る)

江戸時代(享保年間の再建)
本堂は大きく立派で普段は内陣までは入れませんが内陣には

檜皮葺のめっちゃ大きなお厨子があります。(もはや家)

本尊の観音さんは見た感じ欠損が無く
(恐らく檀像かもしれん)彩色のない凄く上品な観音さんでした。

脇侍の毘沙門天さんもお不動さんも欠
損なく思ったより小ぶりのめっちゃ可愛いお像でした。

御開帳の様子(拝観料はなく自由にお入り下さいとの事でした)

春日明神社

本堂の横にあり
かつて春日大社の500石の領地があった事に由来しあるそうです。

すいません!写真ございません・・・・

開山堂

創建年は不詳(境内では最古)
堂内には厨子は閉まっていますが
枚夫長者さんの木像(二匹の愛犬もいます)
菩薩像が二体
法道仙人さんがお祀りされています。

庫裏(納経所)

庭がめっちゃ綺麗

犬の石像


御朱印

御開帳時の御朱印(犬の絵が入っています)

平常時の御朱印
頂いたことがないのでどんなものかわかりません・・・

最後に


忠犬伝説のお寺にまつわり
境内には犬の石像があります(めっちゃ可愛いです)

神河町は自然が豊かで川がめっちゃ綺麗です。
また、新緑も綺麗で紅葉も確実に
綺麗なので一度、足を運んでみるのはどうでしょうか?


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